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内反小趾のセルフチェック

  
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内反小趾のセルフチェック

まずは、裸足になり、ご自身の足をよく観察することから始めましょう。

1. 小指の向きと曲がり具合

  • 鏡を使ってチェック: 足を床につけて、鏡で小指の向きを見てみましょう。小指が薬指に寄り添うように曲がっていませんか?
  • 上から見てチェック: 足の甲側から見て、小指が内側にねじれていたり、薬指の下に潜り込むように見えたりしませんか?

2. 小指の付け根の状態

  • 関節の突出: 小指の付け根の関節部分が、外側にポコッと飛び出していませんか?
  • 皮膚の赤みや腫れ: 突出した部分が靴に擦れて、赤くなったり、腫れたりしていませんか?

3. タコや魚の目の有無

  • 小指の外側: 小指の付け根の外側や、小指の側面、または爪の横にタコや魚の目ができていませんか?これらは靴による摩擦や圧迫が原因でできることが多いです。
  • 足の裏: 小指の付け根の真下に、歩くたびに痛みを感じるようなタコや魚の目がありませんか?

4. 痛みの有無

  • 靴を履いたとき: 先の細い靴やヒールの高い靴を履いたときに、小指の外側や付け根に痛みを感じませんか?
  • 歩行時: 長時間歩くと、小指のあたりがジンジンと痛むことはありませんか?

上記のチェック項目に当てはまるものが複数ある場合、内反小趾になっている可能性が高いです。


内反小趾の原因

内反小趾の主な原因は、足の筋力の低下です。

1. 靴が原因のケース

  • 先の細い靴: 足の指が圧迫されるため、小指が内側に押し込まれ変形しやすくなります。
  • ハイヒール: 前滑りしやすくなり、つま先に体重がかかることで小指がさらに圧迫されます。
  • サイズが合わない靴: 小さすぎる靴はもちろん、大きすぎる靴も、靴の中で足が動いてしまい、摩擦や圧迫の原因になります。

2. 足の筋力低下が原因のケース

  • 足のアーチの崩れ: 足には、歩行時の衝撃を吸収する「アーチ」がありますが、足の指や足裏の筋力が低下すると、このアーチが崩れてしまいます。扁平足や開張足といった状態になり、足の幅が広がることで小指が外側に押し出されやすくなります。
  • 歩き方: ペタペタと足を引きずるような歩き方や、足の指を使わない歩き方は、足裏の筋肉をさらに衰えさせます。

内反小趾の対策と予防

セルフチェックで内反小趾が疑われたら、まずはご自身の足を見つめ直し、以下の対策を試してみましょう。

1. 靴の見直し

  • 足に合った靴を選ぶ: つま先に余裕があり、足の指が自由に動かせる靴を選びましょう。試着の際は、夕方の足がむくんだ時間帯に行うと良いでしょう。
  • ヒールの高さを抑える: 日常的に履く靴は、ヒールの低いものを選びましょう。
  • インソールを活用する: 足のアーチをサポートするインソールを入れることで、足のバランスが整い、小指への負担を軽減できます。

2. 足の筋力トレーニング

  • タオルギャザー: 床に敷いたタオルを足の指だけで手繰り寄せる運動です。足の指の筋肉を鍛えるのに非常に効果的です。
  • 足指じゃんけん: 足の指でグー・チョキ・パーの形を作る運動です。日常生活であまり使わない足の指を意識的に動かすことができます。
  • 素足で過ごす: 自宅にいるときは、なるべく素足で過ごし、足の指を自由に動かす機会を増やしましょう。

これらの対策は、内反小趾の悪化を防ぐだけでなく、健康な足作りにもつながります。

ぜひ参考にしてください(^_^)/

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